STIは、2月18日(土)に、富士スピードウェイにて、2012年ニュルブルクリンク24時間レースに出場するWRX
STIのシェイクダウンを行いました。前日降雪があったため路面が凍結し、テスト走行の実施が心配されましたが、午前中にはコースはドライコンディションとなり、午後の走行枠では、無事テストを行うことができました。
この日集まったメディア陣を前に、STIの辰己英治監督は、「昨年のNBRは、まぐれでクラス優勝したと思っている人も多いと思います。本気で取り組まなければ、世界一をまた取ることは難しいと考え、今年は様々な課題を抽出し、さらなる軽量化を徹底的にやってみようと取り組みました。その結果、最低重量の1200kgを下回ることができました。SUBARUの持ち味である低重心を活かしながら、レギュレーション重量にあわせていこうと思っています。今年は、新たな気持ちで臨み、連勝することを目標にしています。連勝すれば、まぐれではなく本当の実力を世界に知らしめることができると確信しています」と語っています。
ドライバーの吉田寿博は、「今年のNBRチャレンジのクルマをシェイクダウンして、何のトラブルもなく終えられたのでホッとしています。手ごたえとしてクルマは軽く感じるし、タイム的にもよくなっています。そのため本番のニュルブルクリンクのコースでどういう動きをするかということも予想できました。だいぶ感触がいいので、今から楽しみです。連覇に向けてチーム一丸となって、世界中のSUBARUファンに喜んでもらえるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」と話し、佐々木孝太は、「このクルマは、まず中速域のピックアップが良くなっているので、加速感がすごく良いです。それから、軽量化とさらなる低重心化によって、ハイスピードコーナーが特に速くなっていると感じました。安心してニュルでドライビングできると思います。期待してくださいね」とコメントしました。
こののち、NBRチャレンジマシンはドイツに向けて輸送され、4月28日にニュルブルクリンクサーキットで開催されるVLN4時間レースに出場し、24時間レースに向けたセットアップを行う予定です。
|